

「廃車したいけどできない…」
そんな状態の車があってお困りではありませんか?
もしそうなら、そのままにせず出来るだけ早く処分することをおすすめします。
放置したままだとずっと自動車税を払う必要があるからです。
ただ、廃車できない理由には色々なケースが考えられます。
この記事では廃車できない原因に対して、それぞれ個別に対処法をお伝えしています。
すぐにでも廃車にできない車を処分したいなら、車の買取り業者に買い取ってもらう方法がおすすめです。
車の買取り業者に依頼すれば、廃車予定の車でも高く売却でき、手続きも代行してくれるので、ラクに車を手放すことができます。
無料で利用でき、さらにお金までもらえるので一石二鳥です。
廃車できないからといって諦める必要はなく、まずは一度、気軽に買取りの依頼をしてみてはいかがでしょうか。
目次
車を廃車できない7つの理由(まとめ)
車を廃車できない7つの理由は以下の通りです。
当てはまる理由をお探しください。
- 自動車税を支払っていない
- 車検が切れている
- 事故車(修復歴がある車)である
- 車の所有者が違う
- 車の所有者が亡くなっている
- 車の所有者が行方不明
- 車自体がない
理由①:自動車税を支払っていない
自動車税を納めていない場合、廃車できるかどうかは未納期間によって変わります。
- 未納期間1年分の場合 ⇒ 廃車できる
- 未納期間2年以上の場合 ⇒ 廃車できない
このようになります。
2年以上自動車税を支払っていない車は廃車できません。

詳しい対処法はコチラ
理由②:車検が切れている
車検が切れていると道路を走ることができません。
そのため、廃車するなら車を移動させるか、仮ナンバーを申請する必要があります。
詳しい対処法はコチラ
理由③:事故車(修復歴がある車)である
事故車(修復歴がある車)であっても、車として走ることはできますので廃車はできます。
問題はありません。
詳しい対処法はコチラ
理由④:車の所有者が違う
車を廃車しようとする場合、まず車の所有者を確認することが大切です。
もし、あなたが所有者でない場合、そろえる書類や必要な対処方法が違ってくるからです。
ここでは代表的な2つのケースについてお伝えします。
- 家族や友人が所有者だった場合
- ローン会社が所有者だった場合
家族や友人から車をもらっており、名義変更をしていなかった場合、所有者の同意が必要です。
そのため、そろえる書類が増えることになります。
ローンで車を購入した場合、所有者はローン会社やディーラーになっています。
この場合、ローンをすべて支払い、名義変更してもらう必要があります。
それぞれの対処法はコチラ
理由⑤:車の所有者が亡くなっている
車の所有者が亡くなってしまい、「廃車するにはどうすれば良いのか?」とお困り方も多くいらっしゃいます。
所有者が故人の場合、相続手続きが必要になります。
そのため、複数の書類を準備しなければいけません。
詳しい対処法はコチラ
理由⑥:車の所有者が行方不明
車の廃車は所有者の同意がなければできません。
そのため、所有者が行方不明の場合、警察に相談して探してもらう必要があります。
詳しい対処法はこちら
理由⑦:車自体がない
車の盗難にあったり、災害で車がなくなってしまった場合、必要な書類をそろえることで廃車することができます。
- 盗難にあった場合 ⇒ 盗難届の受理番号が記載された紙
- 災害にあった場合 ⇒ 罹災(りさい)証明書
通常の廃車手続きの書類と一緒にこれらを届けることになります。
詳しい対処法はこちら
自動車税を滞納して廃車できない車の対処法
自動車税を支払っていない場合、廃車できる場合とそうでない場合があります。
- 未払い期間が1年分 ⇒ 廃車できる
- 未払い期間が2年以上 ⇒ 廃車できない
未払い期間が1年分の場合はすぐに廃車できる
この場合、以下の手続きをとることですぐに廃車できます。
- 車を解体する
- 書類をそろえる
- 陸運局に行き、手続きをおこなう
- 還付金を受け取る

未納分は延滞金とあわせて請求されるので、きちんと納めましょう。

通常の廃車手続きって何?と思った方はコチラを参考にしてください。
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車を廃車したい!具体的な手続きと必要な書類・費用を解説!
続きを見る
未払い期間が2年以上あるとすぐに廃車できない
2年以上自動車税を支払っていない場合、すぐに廃車できません。
なぜなら嘱託(しょくたく)保存という措置を取られているからです。
嘱託保存とは?
自動車税を支払っていないため、税務署に差し押さえられた状態のこと
つまり、自動車税を支払っていないため、所有者があなたではなくなっているわけです。
所有者があなたではない車を勝手に廃車することはできません。


まず、都道府県税事務所に連絡して、未払いの自動車税を支払いたいと伝えましょう。
すると、どのようにすればよいのかきちんと教えてくれますので、その指示通りに納付します。

「電話すると怒られるかも…」とか心配になる人もいるかもしれませんが、自主的に払う意思がある人に対しては親切に教えてくれます。
誠実な姿勢で正直に伝えることが大切です。
車検が切れて廃車できない車の対処法
車検が切れていると道路を走ることができないため、車を解体することができません。
車を解体してから廃車の手続きに入るので、その前の段階でつまづくことになります。
対処方法としては次の2つがあります。
- レッカー移動する
- 仮ナンバーを申請して、解体工場に運ぶ
どちらも最終的に解体工場に運ぶことが目的です。
レッカー移動の場合はお金がかかりますがすぐに持っていくことができます。
仮ナンバーを申請すれば道路を走れるようになりますが、手間と時間がかかります。
お互いメリット・デメリットがありますが、1万円ほどですぐに解体できるレッカー移動の方がおススメです。

車検が切れている車を廃車したいなら、廃車手続きをするのではなく、買取業者に車を買い取ってもらった方がお得です。
業者が買取りに自宅に来てくれるので、そもそもレッカー移動する必要もなくなります。
レッカー代がいらなくなる上に、高く買い取ってくれることでお金がもらえる可能性があるわけです。
車検が切れている車でも高く売れるケースはたくさんあります。
まずは無料で買取り査定に依頼してはいかがでしょうか。
事故車(修復歴がある車)の場合の対処法
事故車、いわゆる修復歴がある車でも廃車することは可能です。
どれだけの損傷があるのかにもよりますが、事故車であっても走ることはできますし、乗用車としての価値はあります。
事故車だから廃車できないという事はありません。
通常の廃車手続きを行いましょう。
具体的な廃車手続きについてはコチラを参考にしてください。
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車を廃車したい!具体的な手続きと必要な書類・費用を解説!
続きを見る
事故車を廃車しようと思っている方は買取り業者に一度見てもらう事をおススメします。
事故車であっても高く買い取ってくれる業者はあるからです。
こちらの写真をご覧ください。
修復歴:ありと書いてあります。
つまりこの車は過去に事故を起こした車という事です。
普通であれば、事故車の価値は低くなります。
買取り相場価格も「-円」となっています。
ところが、ある買取業者に依頼すると最終的に32万円で売却できています。
廃車する場合、解体代やレッカー代などお金がかかります。
通常なら費用としてお金を支払う車がお金をもらえる車になるわけです。
車を買い取ってもらえば、面倒な廃車手続きをする必要もありません。
事故車でも高く売れて、なおかつ手間がはぶけるのであれば一石二鳥です。
無料で利用出来ますので、まずはお試しでお車をみてもらってはいかがでしょうか。
所有者が違う車(他人名義の車)を廃車できない場合の対処法
所有者が違うという事は他人の車を廃車するということです。
いくらあなたが日常的に車を使用していたとしても、必ず所有者の同意が必要になります。
- 車検証を用意する
- 車検証の中段くらいにある「車の所有者」に書いてある氏名を確認する

家族や友人が車の所有者の場合(名義変更していない車の廃車方法)
所有者が家族や友人の場合でも廃車をすることはできます。
ただし、その人達に委任状を書いてもらう必要があります。
委任状とは?
所有者が車を廃車しようとする方に対して「車の廃車をあなたに委託します」という意思を表示した書類のことです。
この委任状がないと、所有者の同意なく廃車しようとしていると解釈されるため、廃車手続きをすすめることができません。
この他にも委任状に使用した実印とその実印が有効なものであると証明するための印鑑証明書を準備する必要があります。
- 印鑑証明書
- 実印
- 委任状



具体的な廃車手続きのやり方についてはコチラを参考にしてください。
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車を廃車したい!具体的な手続きと必要な書類・費用を解説!
続きを見る
ローン会社が車の所有者の場合
所有者がローン会社になっている場合でも廃車は可能です。
だたし、ローンを全額支払うことが条件となります。
支払いが残っているということは、その車の所有者はローン会社のものです。

支払いが終われば所有者は購入した人になりますので、廃車できる事になります。


車の所有者が亡くなっている場合の対処法
車の所有者が亡くなっている場合、車を遺産として受け取った人が次の所有者になります。
よって、その相続人が廃車手続きすることができます。
- 遺産分割協議書(いさんぶんかつきょうぎしょ)
- 故人の戸籍謄本(こせきとうほん)
- 故人の除籍謄本(じょせきとうほん)
- 代表相続人の印鑑証明書
- 代表相続人の実印
- 代表相続人の戸籍謄本
注意ポイント
相続人が複数いる場合、その人数分の印鑑証明書と実印が必要になります。


遺産分割協議書とは…
相続人全員で遺産をどのように分けて相続するかその内容を記録した書面
戸籍謄本とは…
その戸籍に入っている全員の身分に関する情報を全て記載した書面
戸籍とは両親の名前、生年月日、続柄、出生地、婚姻歴などの情報をさします。
除籍謄本とは …
その戸籍の中に存続している人が誰もいなくなってしまった状態を証明した書面
死亡、結婚、離婚などの理由で除籍となるケースがあります。
つまり、亡くなった事実を証明する書類(戸籍謄本もしくは除籍謄本)と車を遺産として受け取った方が本当に相続人なのかを証明するための書類(遺産分割協議書や戸籍謄本)が必要となるわけです。

車の所有者が行方不明の場合の対処法(車の所有者と連絡がとれない場合)
車の所有者が行方不明の場合でも、同意を得なければ廃車することはできません。
そのため、行方不明者を探す必要があります。
まずは家族や親せきあるいは友人にたずねてみましょう。
それでも見つからない場合に探す手段は主に2つです。
- 警察に相談する
- 地方自治体に相談する
「警察に相談する」とは失踪届を出すという事です。
行方不明を探すのには一番有効な方法になります。
「地方自治体に相談する」と様々な団体に呼びかけてくれたり、警察とは違ったところで情報提供を受けることができます。


車自体がない場合の対処法
車が手元になくて廃車できない場合、その理由を証明する書類があれば廃車できるようになります。
車がない主な理由は次の2つです。
- 車を盗まれた
- 災害で車を失った
- 車を盗まれた場合
⇒ 盗難届の受理番号が記載された紙 - 災害で車を失った場合
⇒ 罹災証明書(りさいしょうめいしょ)
これらの書類を手続きの際に提出すれば、廃車できます。
補足説明
通常、廃車手続きには車検証やナンバープレートが必要になりますが、盗まれた場合や災害に合うとそれらの書類が用意できないことが多いです。
しかし、盗難届や罹災証明書(りさいしょうめいしょ)があれば、やむを得ない事情があり書類が用意できないことの証明になるため、それらがなくても廃車できる措置が設けられています。
盗難届は警察署や最寄りの交番に行き、車を盗まれたことを伝えると手続きをとってくれます。
必要なものは印鑑と車の車体番号など車の情報です。
盗まれた経緯などもを聞かれますので、分かる範囲で詳しく説明しましょう。
罹災証明書(りさいしょうめいしょ)は市区町村に申請することで発行してもらえます。
- 罹災証明書を市区町村(自治体)に申請
- 被害状況を調査
- 認定・罹災証明書の発行
このような流れになります。

まとめ:廃車する車は買取業者に売却するとお得
廃車できないと思われている理由とその対処法について個別にお伝えしました。
一番大変なのが故人が車の所有者だった場合です。
遺産や相続が絡んでくるので、自分一人で対応できない場面が他の原因より多くあります。
できれば車の所有者がなくなる前に名義変更しておきたいところですね。
他の理由も簡単にできるものではありません。
そもそも、廃車手続き自体が面倒ですよね(汗)
わざわざ手間と費用を払って廃車する事はどうしても後回しにしがち。
かといってそのままだと、いつまでも自動車税を支払うことになります。
そんなやっかいな状態を解決できるおすすめの方法があります。
それは車の買取業者に売却することです。
- 面倒な廃車手続きをする必要がない
- 無料で査定してもらい、高く売れたらそのお金を受け取るだけ。
- 売却に必要な書類は廃車に必要な書類に比べて手間が少ない
- 車を売る手続きも買取業者が全て代わりに行ってくれる
- 廃車費用を払う必要はなく、逆に売却することでお金がもらえる
あなたが廃車できなくて困っていた車、それは買取業者から見れば価値のある車になります。
わざわざ手間とお金をかけて廃車するのはもったいないです。
まずは無料で車の買取業者でいくら位になるのか調べてもらいましょう。