

車を買い替えるために、60~70%の人がディーラーの下取りを利用しています。
下取りに出そうと思った場合、長年乗ってきた愛車であればあるほど、故障している箇所があるのも事実ではないでしょうか。
「故障していたり、調子が悪い車を下取りに出せるのか?」
「やっぱり、査定額は低くなるの?」
この記事では、そういった疑問や不安にお答えし、さらに故障している車でも高く売るためのコツをお伝えします。
目次
車の下取りは故障していても可能!でも…
下取りに出そうとしている車に故障している箇所があっても、下取りはできます。
しかし、故障していない車と査定額を比べた場合、やはり減額となります。
実際に故障した車を下取りに出した体験談
下取り額が付いただけでもラッキーでした…
■車種:日産 モコ 年式:2006年 走行距離:13万㎞
メンテナンスを怠った結果、ターボエンジンに不具合が出てしまい、修理に10万円ほどかかると言われ、車検も近かったため手放すことにしました。
15年ほど付き合いのあるディーラーに下取りをお願いし、1万円という提示でした。
状態を考えれば0円ではないだけマシ、長い付き合いだから値段を付けていただいたようなものだと思います。スタッフは口にはしませんでしたが雰囲気で察しました。
走行距離が10万㎞を超えているため、元々の査定額もそれほど高くないと推測されますが、エンジン部分の故障は大きなマイナス査定になります。
エンジンの修理に10万円はまだ安い方です。
数十万かかるケースもあるため、そのような車をディーラーが高く買取ることはまずありません。
充電器の故障だけでマイナス査定…
■車種:三菱ekワゴン 年式:2010 走行距離:2.3万㎞
思ったよりも査定額が安くて下取りに出すにしても別のところに頼んでやってもらえば良かったと思いました。
確かに車内にある充電機の部分が故障していたというのはありましたが、それにしても走行距離もそこまでないにもかかわらず下取り金額が安かったのは納得できませんでした。
下取りスタッフから実際に故障しているから仕方ないという風に言われてちょっとショックだったというのはありました。
充電器の故障は、実はディーラー側で簡単に修理できる部分です。
それにもかかわらず、故障しているという事実だけで査定額が減額となっています。
走行距離もまだ少ないので車としての価値が十分あると考えられます。
充電器の部分の故障がなかったらもう少し高い下取り額を提示されているはずです。


- 下取りに力を入れていない
- 販売経路が狭い
下取りに力を入れていない
ディーラーのメインの仕事は新車の販売です。
新車を売ることが1番の利益につながるため、下取りにはそれほど力を入れていません。
そのため、買取り業者と違い査定額を競って上げたりする事がありません。
販売経路が狭い
ディーラーは下取りした車を同系列の中古車販売店に置いたり、営業所の店頭に並べたりします。
つまり、転売することで少しでも利益につなげようとしているわけです。
しかし、並べられている車は比較的、新しくてキレイな車ばかり。
古い車や故障している車を並べてもなかなか売れないため、安い査定額になってしまいます。
買取り業者であれば、海外へ輸出したり、広いニーズをもった顧客を知っているため、ディーラーより高く買取ってくれます。
こういったディーラー側の事情があるため、どうしても下取りは安くなる傾向にあります。
故障した車は下取りではなく買取りがおすすめ
故障した車を少しでも高く売りたい方は買取りをおすすめします。
なぜなら、故障箇所があっても下取りより高く売れるからです。
故障車でも下取りより高く売れました!
■車種:トヨタ パッソ 年式:2010年 走行距離:4.7万km
ある買取り業者に査定をして貰いました。助手席のパワーウィンドウが故障して動かなくなっており、それを修理するには、約3万円かかるとのことでした。
査定額は15万円で、そこからパワーウィンドウの修理費3万円が引かれ、12万円で買取しますと言われました。
営業マンの方は、実直な感じで、接客態度もしっかりしており、査定内容についても詳しく説明してくれました。
よって、納得して売却する事ができました。
故障箇所があっても、最終的に12万円で売却されています。
ちなみに2010年式で4.7万㎞走行しているパッソの下取り金額を調べて見ました。
引用元:ナビクル
下取り相場は4.8万円となっています。
比較した結果
- 下取りの相場:4.8万円
- 実際の買取額:12万円
故障していない場合でも、下取りだと約5万円にしかなりません。
買取りを利用すれば、故障車であっても7万円お得になります。

比較すると分かるように、少しでも高く売りたいのであれば買取りがよいと言えます。
査定の依頼や買取りの手続きなど全て無料です。
下取りに出す前に一度買取り金額がいくらになるのか見てもらってはいかがでしょうか。
車の故障を隠して売ることはしない!正直に話すことが大事
「査定額が下がるのはイヤだから故障していることは黙っておこうか…」
少しでも高く売りたいのでそう考える気持ちが悪いとは言いません。
しかし、故障箇所を隠して査定してもらうことはおすすめできません。
その理由は2つあります。
- 故障箇所はすぐにバレる
- もし隠していることがバレたらトラブルになる
故障箇所はバレる
もし黙って査定してもらっても、相手は何十車種、何百台と査定を繰り返してきたプロ。
故障箇所はすぐにバレてしまうでしょう。
査定の際には、チェック項目が記載されたマニュアルに沿って車の状態を確認します。
プロの査定士は車を隅々までチェックし、実際に車のエンジンをかけて動作の確認も行いますので、「黙っておけばバレないかも」という考えは通じません。
もし隠していたことがバレたらトラブルになる
もし査定士が故障に気づかなかったとしても、正直に話すようにしましょう。
なぜなら、査定が終わった後に故障が見つかったらトラブルになる可能性があるからです。
故障が後から見つかると、もう一度査定する事になります。
それはお互い手間ですし、メリットはありません。
下取りする側からしても、隠していたと思われるので、あなたに対して良い印象を持つことはありません。
そういった関係で高い下取り額が出るとは考えにくいわけです。
「査定時に気づかなかった方が悪い」と思うかもしれませんが、故意に隠していたことも問題ありです。
バレずに高く売ろうと考えるより、高く買取ってくれる業者や少しでも高く査定してもらえる方法を利用して正々堂々と査定してもらいましょう。
故障箇所がある車の査定額をアップさせる方法
故障している車でも下取りや買取りはできます。
ここでは少しでも査定額を上げるためにできることをお伝えします。
- 洗車、車の中の掃除
- エンジンオイル、ウォッシャー液の交換・補充
- エンジンルームの掃除
洗車、車の中の掃除
まず、最初にできる1番簡単なことは「洗車と車内の掃除」です。
見た目をキレイにしましょうということですね。
人でもそうですが、まずはパッと見てキレイな方が印象が良くなります。
査定する人も同じ。
車を大事に乗っているのかココで印象が決まってしまうので、必ずやるべきです。
洗車はガソリンスタンドなどでもできますし、自分で行っても良いです。
むしろ、車の中の清掃を念入りにやっておきましょう。
シートを取り外して洗ったり、不要なゴミは捨て、査定する人がやりやすいよう、スッキリした状態にしましょう。
エンジンオイルやウォッシャー液の交換、補充
車の見た目がキレイになったら、次は内部のお手入れもしておきましょう。
外見だけでは車の価値は決まりません。
「この方は車を動かす部品にもしっかりメンテナンスしているな」
と査定する人に印象付けることが査定額アップにつながります。
特にエンジンオイルは重要です。
エンジンオイルの交換を怠ると、エンジンが焼き付く原因になります。
エンジンの故障は査定額にも大きく影響するところです。
オイルの交換を全然していないと燃費も悪くなりますし、大事に乗っていない車と思われてしまいます。
ウォッシャー液やエンジンオイルは自分で買ってきて交換・補充できますし、ガソリンスタンドで頼めば安く簡単に交換出来ますので給油する際にでも依頼しましょう。
エンジンルームの掃除
エンジンルームの掃除は車好きの方でない限り、あまりやらないですよね。。
だからこそ掃除しておくと査定する人に「おっ」と思わせることができます。
「エンジンルームの掃除なんてどうやってするの?」
そう思うかもしれませんが、簡単です。
ボンネットを開けて汚れているなと思うところをキレイに拭き上げるだけでOKです。
今ではエンジンルームの掃除専用のお掃除シートが売ってあるので、そういった道具を使ってサッとやってしまいましょう。

故障した部分は修理せずにそのまま下取りに出すべき!


少しでも高く査定してもらうために、「故障箇所を直してから下取りに出した方がよいのでは?」
そう考える人もいるかと思いますが、結果的には損する可能性があるため、おすすめできません。
例えば、パワーウィンドウが壊れていたとして修理費に3万円かかったとします。
その後修理して、下取りに出したとしても査定額が3万円プラス査定されるのかは分かりません。
しかもこの場合、修理した手間や時間もかかっているので3万円以上にならないと割に合わないことになります。
そもそも、
- 故障していた車の状態の査定額
- 修理した後の車の査定額
この2つ比較することが難しいため、いくらプラスになったのか分かりにくいわけです。
修理費用>査定額アップとなり、あなたが損する可能性が高いと言えます。
よってわざわざ修理するよりも故障したまま、下取りに出すべきです。
もし下取りの金額に納得がいかない場合は、買取り業者に査定してもらいましょう。
下取りの査定後に車が故障した場合の対処法
下取りが終わって査定額に満足したのであれば、売却の契約を行い、新車が来るまで今の車に乗ることになります。
もしその間に車が故障してしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
その場合、すぐにディーラーに連絡しましょう。
売却の契約を結んだ以上、走行距離以外は契約時のままの状態で引き渡すことが条件となります。
故障したのであれば、あなたには元の状態に戻す義務があります。
しかし、わざわざ修理すべき故障なのかを判断するのは難しいため、まずはディーラーに連絡して見てもらう必要があるわけです。
「ああ、これ位なら大丈夫ですよ」といった軽症であれば良いのですが、車が動かなくなったなど重症な場合は、車としての価値が大きくさがってしまいます。
よって、下取り自体ができないといった場合も考えられます。
- 故障した場合ははすぐにディーラーに連絡する
- 下取り査定後は丁寧に車に乗る
この2つを覚えておきましょう
故障車でも高く買取ってくれる業者はユーカーパック
ここまでお伝えした事のまとめです。
- 故障した車でも下取りはできるが、査定額は減額
- ディーラーの下取りは故障車に限らず、査定額が低い
- 少しでも高く売りたいなら買取りがおすすめ
- 査定額をアップさせるには車の外装、内装をキレイにすること
- 故障した箇所は修理せずに下取りに出すべき
- 査定後に故障が生じたらすぐにディーラーに連絡すること
下取りは車の買い換えには便利ですが、正直、故障車を査定してもらうには不向きなサービスです。
故障しているだけでマイナス査定になりますし、下取りではそもそも高い査定額が見込めないからです。
そのため、故障車だからこそ少しでも高く売却するために買取りをおすすめします。
特に買い取り業者でおすすめなのがユーカーパックです。
ユーカーパックは独自の買取りシステムを構築しており、
1回の査定で最大5,000社の買取り業者があなたの車をチェックしてくれます。
オークション形式で価格競争が起こるため、自然と高い買取額になっていきます。
あなたは自分の車を1番高く買取ってくれる業者が出た時に承認ボタンを押すだけ。
全てスマホやパソコン上で取引が完了します。
実際に下取りよりも高く売れているケースがコチラ

今から15年ほど前のエスティマでも下取りより25万円も高く買取られています。
買取り業者の良いところは幅広い販売経路を持っているため、古い車や故障した車であっても再販できるノウハウを持っていること。
そのため、下取りよりも値段で買取っても十分利益を出せるわけです。


故障した車であれば安い下取り額になる可能性は高いです。
下取りで査定額を出してもらった後でも遅くはありません。
もしその金額に納得がいかなかった場合、買取りにも依頼することをおすすめします。
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