

新しい車の購入資金にするつもりで下取りに出した結果、「下取りできない」と言われるとショックですよね?
今まで長年乗ってきた愛車が「価値がない」と言われるとなんだか悲しくなります。。
しかし、残念ながら長年乗ってきた車ほどその価値は下がる傾向にあります。
その結果、ディーラーから「査定額は0円です」と言われることに…
それどころか、車を処分するのに費用を請求される場合もあります。
この記事ではどういった車が「下取りできない」車なのか、またディーラーに査定が0円だと言われても車を買い取ってくれる方法をお伝えします。
下取りができない車であっても、車の買取専門業者に依頼することで売ることができます。
車の買取業者はディーラーと違い、幅広い販売経路を持っています。
つまり、古い車や修復歴がある車でも買ってくれる販売先を知っているわけです。
ディーラーに「この車は下取りできません。どうしても処分するなら費用がかかります。」と言われても決してそのままお金を支払ってはいけません。
あなたの車を高く買取ってくれる業者があるのに、わざわざお金を払ってディーラーに処分してもらうのはもったいないからです。
ディーラーに下取りできないと言われたからといって、あなたの車は価値がないというワケではありません。
買取専門業者に依頼すればお金になるチャンスがあります。
まずは無料で買取専門業者に査定してもらってはいかがでしょうか。
目次
下取りができない車の特徴
下取りができない車とはどういった状態の車をさすのでしょうか?
主に次のような特徴があります。
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- 自走できない
- 年式が古い
- 走行距離が長い
- 修復歴がある(事故車)
- 故障車
- 不人気車

自走できない
自走できないとは故障していて、道路を走る状態にない車のことです。
自分の力で走ることができないため、車としての価値はほどんどありません。
そのため、ディーラーも下取り価格を出しにくいといえます。
年式が古い
年式とは簡単にいうと車の年齢です。
やはり新しい車と比べて古い車は人気がないため、ディーラーも処分に困るというわけです。
一般的に5年以上前の車は価値がガクンと下がります。
走行距離が長い
いわゆる過走行車と呼ばれる車です。
日本の車は10万㎞を超えると価値が大きく下がる傾向にあります。
つまり、10万㎞を超えていたら下取りできないと言われる可能性が高くなるということです。
修復歴がある
修復歴とは車の大事なパーツを交換もしくは補修した記録のことです。
車には安全に走行するために欠かせないパーツ(部品)があります。
車の骨格(フレーム)と呼ばれる部分です。
事故などにより、そのフレーム部分を交換したり、補修すると修復歴がある車となります。
修復歴がある車は事故車として認識されるので、転売する際に人気がなくなります。
そのため、下取りでの査定額も低くなります。
故障車
自走できない車も故障車と言えますが、他の部品が故障している状態でも下取りの査定は厳しくなります。
仮にディーラーが修理しても、その費用分の利益が取れるか分からないからです。
リスクがある車をディーラーは高く評価してくれません。
故障の程度にもよりますが、下取りも厳しい結果になると予想されます。
不人気車
不人気車とはその名の通り人気がない車のことです。
人気がない原因は車種や車のボディーカラーにあります。
今人気の車種であれば、高い査定額になりますが、一昔前の車種だと下取り額も多くは望めません。
ボディカラーも定番の白や黒であれば良いのですが、ピンクや黄色などあまり多くの人が乗らないカラーだとやはり評価は下がることになります。


実はディーラーも下取りした車を中古車として店頭に並べたり、車の業者だけが参加できるオークションに出品したりします。
ディーラー側で転売して少しでも利益につなげているわけです。
つまり、売れる見込みの高い車であれば、積極的に下取りしますが、そうでない車は利益につながらないので下取りできないと言われることになります。


ディーラー下取りには3つのメリットがある
車を手放す際には、誰でも高く売って次の車の購入資金や生活費にあてたいものですよね。
車の買取と比べるとディーラーの下取りは金額が低くなるのが一般的です。
それでも約60%~70%の人が新しく車を買い換える時に下取りを利用しています。
それはディーラーの下取りに次のようなメリットがあるからです。
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- 車を買い換える際の手続きがラク
- 新車が来るまで今までの車に乗っていられる
- 新車を購入する際に値引きされる
車を買い換える際の手続きがラク
車は資産となる所有物です。
そのため、車を売買する際には、書類をそろえて法律にしたがった手続きをする必要があります。
しかし、その手続きは手間がかかり、あまり車に詳しくない方にとって面倒な作業になります。
そこで、車を販売しているディーラーが代わりにやってくれるというわけです。

しかし、それは車の買取業者も同じです。
手続きを代行してくれるのはもちろん、無料で出張査定に来てくれたり、売却が決まったら自宅まで引き取りに来てくれます。
買取業者に依頼する場合でも手間はかかりません。
むしろ、無料で出張査定してくれる分、ディーラーに依頼するよりもラクだと言えます。
新車が来るまで今までの車に乗っていられる
車を売却する際には、新しい車がくるまで手放すことができません。
もし新しい車が来る前に、車を売ってしまうと、その間車のない生活をすることになり不便だからです。
ディーラーの下取りだとそういった事がおきません。
新車が納品されるまで、今の車に乗っていられるよう調整してくれますし、仮に車検が切れてしまった場合などは代車を用意してくれます。
新車を購入する際に値引きされる
下取りとは本来、新車を購入する条件で今乗っている車を引き取るサービスです。
そのため、下取りする際に、今の車が価値のある状態であれば、新車の販売価格から値引きしてくれます。
支払い金額が安くなるため、購入者から喜ばれます。


一般的に5年ほど経つと車の価値は急激に下がりはじめるので、4年ほどのサイクルで買い換えるという方法もあります。
ディーラー下取りのデメリット
下取りのメリットをお伝えすると、やっぱりディーラーにみせた方がよいのではないかと思うかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。
車を売却するのであれば、下取りはデメリットの方が大きいので正直おすすめできません。
そのデメリットは以下の3つです。
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- 下取りできない場合がある
- 買取専門業者と比べると査定額が低い
- 下取りの金額は新車の値引きにしか使えない
そもそも下取りできない場合がある
これまでお伝えしてきたように、全ての車を下取りしてくれるわけではありません。
年式の古い車や故障している車はそもそも下取りできないと言われる事が多くなります。

買取専門業者と比べると査定額が低い
下取りの金額は車の買取専門業者と比べると低いです。
なぜなら、車の買取業者の方が幅広い販売経路をもっているから。
あなたの車を買取った後、買取業者は別の販売先に転売することで利益を得ています。
その販売先を豊富に持っているので、色んなところにあなたの車を紹介できるわけですね。
その中であなたの車を欲しいと思う販売先がたくさんあれば高く売れます。
ディーラーだと同じ系列の販売店かオークションに出すしかないため、比較すると販売経路はせまいと言えます。
その差が査定額の金額にも反映されることになります。
例えば、買取業者に依頼した場合の差額がこちら↓

ディーラーでは16万円のところ、買取業者のユーカーパックでは41万円で売却されています。
もし下取りのまま売ってしまったら、25万円も損してしまうことになります。
少しでもお得に売却したいなら車の買取業者がおすすめです。
下取りの金額は新車の値引きにしか使えない
下取りは新車を購入する前提で査定額をだします。
そのため、その査定額は新車代から値引きする金額となります。
現金で受け取れるわけではありません。
車の買取であれば、売却金額があなたの口座に振り込まれます。
そのお金をどう使うかはあなたの自由です。


下取りのデメリットはなんと言っても査定額が低いことです。
せっかく車を手放すのであれば、少しでも高く売りたいですよね。
上記でもお伝えしたように車の買取業者の方が高く買取ってくれる仕組みができています。
無料で自宅に出張査定に来てくれますし、面倒な手続きも代わりにやってくれます。
下取りできないと言われる車でも買取ってくれるケースはたくさんあるので、まずは一度お車をみてもらってはいかがでしょうか。
ディーラーの下取り額が安い3つの理由
ディーラーの下取りが安くなるのは販売経路がせまいことが理由の1つです。
しかし、その他にも3つの理由があり、査定額が低くなってしまいます。
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- 値引きに限界があるから
- ディーラー1社のみの査定だから
- 査定基準が市場相場とかけ離れているから
値引きに限界があるから
新車を購入する際にはいくら値引きしてくれるのか気になるところですよね。
実はディーラーが提示する値引きの金額には上限があります。
ココがポイント
値引きの金額の上限は
下取りの金額 + 車体の値引き金額
この合計額となります。
例えば、値引きの金額の上限が10万円だったとします。
仮に下取りが2万円だったとすると、車体自体の値引き額は必然的に8万円となります。
なぜこのようなことをするかと言うと、下取り額が低いと印象が悪いので、車体側の値引きを大きくみせてお得感を打ち出したいからです。
逆に下取りが8万円だったとすると、車自体の値引き額は2万円と設定することが可能です。
下取り額が大きいと、車体の値引き額を下げます。
つまり、下取り額次第で車体自体の値引き額は調整されるということです。
どちらにしても10万円以上の値引きにはなりません。

値引きにはこういった仕組みがあります。
ディーラー1社のみ査定額だから
下取りの金額はディーラーが提示した査定額のみを対象とします。
簡単に言うと「ディーラーの言い値」です。
その金額がイヤなら下取りできないことになります。
「安いと思うけど…せっかく下取りしてもらうので仕方ないか」という流れになり、結局安い金額でお願いすることになかねません。
買取の場合、いくつもの業者が買取額を提示するので1番高い金額のところに売れば良いのですが、ディーラーの下取りではそういった価格競争が起こらないため
、安くなってしまいます。

査定基準が市場相場とかけ離れているから
ディーラーは車の査定をどのような基準でおこなっているのでしょうか。
実はディーラーはマニュアルブックを持っており、その基準にしたがって査定額を決めています。
しかし、そのマニュアルブックには今の市場価格を含めた査定額を決めるようにはなっていません。
ディーラーはそもそも価格競争をして車を買取っているわけではないため、市場価格を考える必要がありません。
そのため、実はもっと高く売れる車であっても安い査定額を提示される可能性があるわけです。

そもそも、ディーラーの仕事は新車を売ることです。
車の買取業者は必要な車を買取って売り、利益を出すことが仕事。
お互いの目的が違うわけです。
そのため、ディーラーは車の下取り価格で利益を出すよりも新車を買ってもらうことに力を入れています。
下取りはスムーズに新車を買ってもらうためのサービスの1つなので、査定額に差が出るのはある意味仕方のないことです。
しかし、それはあくまでディーラーの事情であり、あなたの車を安く売ってもよいというワケではありません。
高い査定額を提示してくれる買取業者に車を売却した方があなたの利益になります。
下取できないと言われた車でも、まずは買取専門業者に依頼してみて査定額がいくらになるのか見てもらいましょう。
下取りできない車でも買取り業者で高く売れる
ここまで下取りできない理由やどうして下取りの金額が安くなるのかをお伝えしてきました。
ディーラーの事情もあり下取りできないと言われる車であっても、あきらめる必要はありません。
車の買取業者に依頼すれば買取ってくれるからです。
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- ディーラーより販売先をたくさんもっている
- 買取金額を競ってくれるので1番高い査定額が引き出せる
- 市場価格が反映された金額なので下取り額より高い
以上の理由から、ディーラーに断られた車でも十分買取ってもらえます。
下取りができない車を処分してもらうためにお金を要求されるケースもあります。
新しい車を購入する上にさらに処分料をわざわざディーラーに支払う必要はありません。
買取専門業者に依頼すればお金になるからです。
下取りできない車でも損せずに処分したい方は、高く買取ってくれる専門の業者に査定の依頼をしてみましょう。