「ダイハツからリコールの発表があったけど、ウチにはハガキがこない…。どうしてだろう?」
車を所有していると一度は経験があるリコール。
メーカーからの発表などをニュースで知って、ハガキが届いたら販売店に持って行こうと思うけど、通知がこない。
このような経験ありませんか?
あまりに長い期間、ハガキが来ないと「本当に来るのか?」と不安になりますよね。
かといって、リコール対象となっている車で何も対応せずに乗り続けるのも不安だし…。
このような場合、どうしたら良いのか。
この記事ではハガキが来ない理由と共にどのような対応をすればよいのかお伝えします。
ダイハツからリコールのハガキがこない2つの理由
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- 住所変更をしている
- ハガキが届くのに時間がかかる
ダイハツに限らず、メーカーから通知がこない理由は上記の2つが考えられます。
住所変更をしている
リコールのハガキはメーカーから届きます。
そのため、引っ越しなどで住所が変わった事を販売店などに伝えていないと、ハガキは届きません。
通常、メーカーは車検証に記載された所有者の住所へ通知を送ります。
もし、ハガキがいつまで経っても届ないと感じるのであれば、まずは車検証に記載されている住所が正しいのか確認しましょう。
車検証に記載されている住所はココで確認できます。
住所が違うのであれば、すぐに販売店(ディーラー)に連絡しましょう。
メーカー直営店の販売店(ディーラー)に知らせることがポイント。
中古車販売店では意味がありませんのでご注意を(;^ω^)
ちなみに、車検証の住所と現住所が異なっている場合は住所変更の届出が必要です。
道路運送車両法という法律で定められており、これは車を所有している方の義務となっています。
もし、違反が見つかれば30万円以下の罰金に処されることになるのですぐに対応すべきです。
でも、車検証の住所変更は登録している運輸支局に行き、手続きをする必要があるので正直めんどうです(-_-;)
とりあえず、販売店を通してメーカーに連絡をすればハガキは届くようになります。
電話一本で済みますので、まずはそこから取り掛かりましょう。
発表からハガキが届くまで時間がかかる
次に考えられる理由としては、ハガキが届くまで単純に時間がかかるというケースがあります。
これは実際に私も経験しました。
ダイハツよりカウルルーパーに関するリコールが2019年4月11日に発表されました。
画像引用:ダイハツ公式HPより
この発表を私は知らなかったのですが、そのハガキが届いたのは7月でした。
4月に発表されたリコールのハガキがなんと7月に届くという…。
約2ヶ月半後にきたのは正直驚きました。
実際にこのような事は起こりえるらしく、
ハガキがくる期間に関しては発表があってもすぐに届かない場合があるようです。
対象車だったけどダイハツのリコールハガキこない。離島だから?中古車屋で買ったから?まだもうちょい待つべきか。
— 11murasaki30 (@11murasaki30) 2019年4月18日
これは親しいディーラーに聞いた話なんですが、
リコールの修理内容によっては販売店に部品がないので、来てもらっても対応できないことがあるそうです。
整備士が個人でなんとかできる問題点であれば良いのですが、不具合箇所をカバーする部品をまずはメーカー側が作り、それが販売店などに届いてからでないと対応できないケースがあるとのこと。
そういった意味では、ハガキが届いてすぐにディーラーに来てもらってもどうしようもできないので、体制が整った頃にハガキが届くのが一番良い場合もあるようです。
中古車でも通知は届く
「自分の車はディーラー販売店ではなく、中古車販売店で購入したもの。その場合でもハガキは来るのか?」
中古車を購入した方はリコールの通知が来ないのではと疑問に思うかもしれませんね。
結論からお伝えしますと、中古車販売店で購入した車であってもメーカーからのハガキは届きます。
なぜなら、メーカー側は国土交通省から受け取った情報を元にハガキを送付するからです。
ハガキが届く仕組み
まず、リコールすべき問題が発生するとメーカーは対象車の形式を国土交通省に通達します。
その届出を元に、今度は国土交通省が対象となる車を割り出します。
最終的にその対象車を所有している人のデータをメーカー側に開示することで、どこにハガキを送れば良いのかわかるというワケです。
ただし、このやり方ができるのは車検証の住所と現住所が一致している場合です。
住所が違えば、メーカー側は当然ハガキを届ける事ができませんのでご注意ください。
中古車を購入した場合でも、車検証の変更は行っているはずなので、一度ご確認ください。
自分の車がリコールの対象車か調べる方法
メーカーからリコールの発表があったけど、どうやら自分の車も対象っぽい。
でもハガキはきていない。。販売店に聞いた方が良いだろうか?
このような場合、リコールの対象車かどうか、自分で調べてから販売店に連絡しましょう。
発表された車種が同じでも、製造期間によっては対象外ということは多くあります。
CB250Rのリコール2018年式はほとんどアウトやし俺のもアウトか…販売店からハガキくるらしいし慌てないで待つか
↓
全然ハガキこない…
なんて誠意の無い…仕方ない問い合わせするか
↓
あ、その前に念の為車番調べよ
↓
リコール対象外というオチ
2018年式の方販売時期だけみて諦めずにまずは確認を😔— hiro@CB250R (@hiroCB250R2) 2019年6月5日
ではどのようにしてそれを確かめたら良いのででしょうか?
ダイハツの場合、公式サイトを利用することですぐに確認することができます。
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- ダイハツの公式サイトにアクセス
- 車台番号を入力
- 対象車かどうか分かる
ダイハツの公式サイトにアクセス
まずはコチラのサイトにアクセスしてください
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/search/recall_search.php
車台番号を入力
すると車台番号を入力する欄が出てきますので、車検証を見ながら入力してください。
入力したら、「検索」をクリックしてください。
対象車かどうか分かる
このような画面になればリコールの対象車という事になります。
ハガキがくるのを待つか、販売店に連絡を取りましょう。
このような検索結果になれば、あなたの車は対象外ということになります。ε-(´∀`*)ホッ
他のメーカーでも同様に調べることができます。
3分もあればできる作業なので、電話するのが面倒な方はこちらのネットで調べる方法をご利用ください。
リコールの対象車になった場合の対応
実際に私が仕事で管理している車にもダイハツからリコールのハガキがきました。
リコールの内容はカウルルーパーに関することでした。
カウルルーパーとはワイパーなどが乗っかっている部分のことです。
リコールの内容を簡単に言うと、
このカウルルーパーの止水処理が不十分なため、雨や水などが下のボンネットに流れてブレーキブースターまで濡れてしまう。
ブレーキブースターが濡れて錆(サビ)が生じるとブレーキペダルの操作力に影響が出てしまうというワケです。
ブレーキは車の運転において非常に重要な部分であるため、リコールの対象となったといえます。
4月に発表のリコールでしたが、7月にハガキが来たため、すぐに販売店(ディーラー)に連絡しました。
販売店(ディーラー)に行く前に予約すべき
販売店にてリコールを依頼する場合は、連絡をしてから行くようにしましょう。
なぜなら、いきなり来られても、販売店が対応に追われている場合であればすぐに修理できない可能性があるからです。
対象車がたくさんあるリコール案件の場合、販売店には多くの方が来ます。
リコールの内容によっては数時間かかるケースも考えられますので、飛び込みで修理依頼をしてもすぐにやってくれない可能性が高いです。
それよりも、まずは1度電話をして、お互い時間の余裕のあるときに修理してもらった方が無駄な労力・時間を使う必要がなくなります。
忙しい時間に行って適当にやってもらうよりも、しっかり直してもらった方が安心ですからね(>_<)
リコールは修理費用が無料!かかった時間は30分!
実際に私は事前にアポをとって、お昼の1時にお邪魔しました。
予約していたおかげで、すぐに受付の方に鍵を渡し、5分後に整備士の方からどのような修理をするのか説明してもらいました。
修理の内容
- カウルルーパーのパッキンの取り替え
- ブレーキブースターへ防さび剤を塗る
要するに、ボンネット下に雨水などが漏れないような対策をして、ブレーキブースターがさびないように防錆剤を塗ることで対応するということですね。
作業時間は40分程度と言われました。
ハガキには1時間~2時間30分と書かれていたので、短くなってラッキーでした(^^)
涼しい店内で、美味しいお菓子とお茶を堪能。
テレビもあったので退屈することなく30分で作業完了。
リコールの場合、無料で修理しれくれますのでそのまま帰ることができました。
やはり予約しておくと全てがスムーズですね♪
リコールは義務ではないが期限もないので、修理してもらうべき
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- リコールのハガキがこない理由は2つ
- 1つ目は住所変更した場合
- 2つ目はハガキが届くのに時間がかかる
- 中古車でも通知はくる
- 公式サイトを利用すれば対象車かどうかすぐに分かる
- リコールを依頼する前に電話で予約すること
- リコールは無料で行ってくれる
この記事をまとめると上記のようになります。
住所変更などをしていない場合、個人的にはハガキがくるまで待ってから販売店に行く位で問題ありませんでした。
逆にハガキが届いているのに修理に持って行かないことは良いのでしょうか?
リコールは義務ではありませんが、早めに修理に出すことをおすすめします。
なぜなら、そのまま放置しておくと重大な事故につながる可能性が否定できないからです。
今回の私の場合、カウルルーパーの修理でしたが、今すぐ修理しないとヤバい内容ではないと感じました。
実際にリコールの発表があってから2ヶ月に持って行きましたが、それまで何の問題もありませんでしたからね。
しかし、通知が来ているのに長い間そのままにしておくとやがてプレーキペダルが腐食して、ブレーキ操作に影響を及ぼすことになるかもしれません。
それが原因で事故を起こした場合、リコールの通知があったにもかかわらず対応しなかった運転主の責任になるのではないでしょうか。
メーカーもリコールなんか出したくありません。
でも、そのままにしておくと危険だから国土交通省に届けるワケです。
その意味を良く考えて対応するのは運転する者にとって当然の責務だと思います。
リコールは無料でやってくれますし、期限もありません。
予め連絡すれば最小限の時間で済みますので、リコールのハガキが来たらできるだけ早く販売店に連絡するようにしましょう。