「タイヤがすり減ってきているので、そろそろ交換した方が良いですね。」
車の点検をやってもらうと、こういったアドバイスをもらうことがあります。
もしくは、自分でタイヤを見て、
「だいぶすり減ってきたな」
そう感じる場合も。
タイヤは車の動作をコントロールする重要な部分の1つ。
不備があっては事故を起こす可能性があります。
そうなれば、タイヤ交換をやってもらう必要がありますが、気になるのは交換費用ですよね?
特にディーラーで交換すると高いという話も聞きます。
そこで、この記事では実際に私が軽自動車のタイヤ交換をディーラーに依頼した体験談を元にいくら位かかったのか、内訳なども全てお伝えします。
また、それだけでは私の場合の金額しか分からないので、50名の方を対象にアンケートを実施しました。
【 アンケート結果の一部 】
これにより、この記事を読むと以下の事がわかります。
- ディーラーで軽自動車のタイヤ交換をする場合の費用の相場
- ガソリンスタンドやタイヤ専門店の方が安いのか?
- 1番安くタイヤ交換ができる方法とは?
- タイヤ交換時期の目安
ディーラーでタイヤ交換しようか検討している方は参考にしてみて下さい(^^)
軽自動車のタイヤ交換をディーラーに依頼すると2本で13,392円!
今回、私が軽自動車のタイヤ交換を依頼したディーラーは「ホンダ」です。
2本交換してもらい、その金額は13,392円でした。
【 内訳 】
タイヤ代(2本) | 10,368円 |
技術料(工賃) | 2,160円 |
エアバルブ代 | 216円 |
タイヤ処理料 | 648円 |
合計 | 13,392円 |
ちなみに今回タイヤ交換を行った車がこちらの「ライフ」になります。
- 車種:ライフ
- 型式:GF-JB2
- 年式:2000年式(平成12年)
- 走行距離:18万キロ
- タイヤサイズ:155/65R13
前輪がかなりツルツルだったので、2本交換することにしました。
タイヤを交換する場合、
- タイヤ代
- 技術料(工賃)
この2つの金額が大きなポイントになります。
エアバルブ代と廃タイヤ処分料はそこまで差はありません。あっても数百円程度です。
タイヤ代
当たり前ですが、タイヤ本体の金額ですね。
私の場合、2本で10,368円なので、1本あたり5,184円になります。
4本換えた場合、20,736円になる計算です。
技術料(工賃)
タイヤを交換するには整備士さんに取り替えてもらう必要があります。
その手数料がこの技術料というワケですね。
今回、2,160円だったので、1本あたり1,080円。
4本だと4,320円となります。
■ ここまでのまとめ
今回の交換費用は2本交換で合計13,392円だったので、4本に換算すると2倍の26,784円ということになります。
この金額はディーラーに依頼した費用としては適正な価格なのでしょうか?
実際にアンケートをとり、軽自動車のタイヤ交換(4本)をディーラーにやってもらった方の結果を集計しました。
1万円以上~1.5万円未満 | 11% |
1.5万円以上~2万円未満 | 22% |
2万円~3万円 | 45% |
5万円以上 | 22% |
結果をみると、「2万円~3万円」が1番多く、次に「1.5万円~2万円未満」、「5万円以上」となっています。
よってディーラーの相場は2万円~3万円といえます。
そう考えると、私のタイヤ交換費用(26,784円)は相場内の範囲でやってもらっていることになります。
2万円以下に抑えることができたら、安く交換出来たといえますね(^^)
注意しておきたいこと
安ければ良いという事を助長しているワケではありません。
タイヤの種類によっては高くなる場合もありますし、安全性という面では高いタイヤの方が信頼できるからです。
あくまで、ディーラーでの一般的なタイヤ交換の費用としてとらえて頂けると幸いです。
ディーラーでのタイヤ交換はやはり高い!タイヤ専門店と比較してみた結果…
ディーラーで軽自動車のタイヤを4本交換してもらうと、相場として2~3万円の費用がかかる事が分かりました。
でも、タイヤ交換ってディーラー以外でもやってもらえます。
「ディーラーは高い」
そう言われるのは、他と比べてそう感じる人が多いからだと思います。
そこで、同じ軽自動車のタイヤをタイヤ専門店である「ヨコハマタイヤ」に持って行った場合と金額を比較してみました。
交換費用は10,800円とディーラーより安い結果になりました(^^)
内訳を比較してみた結果、
ディーラー | ヨコハマタイヤ | |
タイヤ代(2本) | 10,368円 | 9,000円 |
技術料(工賃) | 2,160円 | 600円 |
タイヤ処理料 | 648円 | 400円 |
エアバルブ | 216円 | - |
合計 | 13,392円 | 10,800円 |
合計額で約3,000円の差が出ています。
タイヤ専門店ではエアバルブの交換はありませんでした。まあ、そこは数百円なので影響はないかと(^_^;)
まず、タイヤ代が約1,000円安いですね。
廃タイヤの処理料も少しだけヨコハマタイヤの方が安くなっています。
最も差がついているのが、技術料(工賃)だと感じました。
ディーラーだと2,160円。
タイヤ専門店はなんと600円。
その差は約1,500円になります。
仮に4本交換したとすれば、3,000円もの差額になってしまいます。
3,000円の差は大きいですよね(^_^;)
こうして比較してみると、ディーラーが高いと言われるのも「確かに」と思ってしまいました。
タイヤ専門店やガソリンスタンドではディーラーより工賃を低く設定しているお店がほとんどです。
なぜならディーラーと一緒の金額だと、みんなディーラーにお願いするから。
少しでも安くしないと誰もお願いしない状況になってしまいます。
ディーラーは車を販売しているところなので、どこよりもその車の事を熟知しています。
そこにお願いすれば、やっぱり安全・安心なんですよ。
技術料(工賃)が高いのは他にはない「安全・安心」の分で多く支払っている。
そう考えると、ディーラーが良いのか、他の所でも良いのか個人の判断になってくると思います。
注意しておきたいこと
タイヤ専門店やガソリンスタンドでのタイヤ交換が安全ではないというワケではありません。
ディーラーの工賃が他と高い理由として1つの考え方をお伝えしています。
50名の方にアンケート実施!タイヤ交換の相場を徹底調査
ディーラーで交換すると、高くなる場合があることがお分かりいただけたと思います。
では、「どこでタイヤ交換すると安いのか」を調べるために、50名の方にアンケート調査を行いました。
【どこでタイヤ交換を行いましたか?】
ディーラー | 18% |
カー用品店 | 36% |
整備工場 | 18% |
タイヤ専門店 | 16% |
ガソリンスタンド | 12% |
実際には「カー用品店」で交換している方が最も多く、次に「ディーラー」「整備工場」と続いています。
そこで、これらのアンケート結果を集計し、ディーラー以外の4つで比較してみました。
- カー用品店
- 整備工場
- タイヤ専門店
- ガソリンスタンド
4本タイヤ交換を行った場合に費用が安いところを分析してみましたので、参考になれば幸いです。
カー用品店
5,000円以上~1万円未満 | 6% |
1万円以上~1.5万円未満 | 29% |
1.5万円以上~2万円未満 | 12% |
2万円以上~3万円未満 | 35% |
3万円以上~4万円未満 | 6% |
4万円以上~5万円未満 | 12% |
タイヤ交換で最も多くの方が利用していたところがこの「カー用品店」です。
相場である「2万円以上~3万円未満」で交換している方が最も多いですが、「1万円以上~1.5万円未満」で済ませている方も29%と多い結果になっています。
カー用品店ではタイヤの種類が豊富にあるため、安いタイヤを選ぶことで「1万円以上~1.5万円未満」に抑えることが可能。
工賃も3,000円~5,000円が一般的な金額となっています(高いところでは8,000円)
また、全国展開しているチェーン店が多いため、価格の面でもディーラーや小さな整備工場に比べて安価に設定されているのも人気の要因になっています。
整備工場
1万円以上~1.5万円未満 | 22% |
1.5万円以上~2万円未満 | 34% |
2万円以上~3万円未満 | 33% |
3万円以上~4万円未満 | 11% |
整備工場でタイヤ交換してもらった方の特徴としては「1.5万円以上~2万円未満」の割合が34%と最も多かったこと。
次に「2万円以上~3万円未満」が33%と僅差で続いています。
その原因は「技術料(工賃)」が安いためです。
4本のタイヤを交換するのに5,000円以上かかっていないことがアンケートの結果でわかりました。
整備工場や修理工場に依頼する方は車関係に詳しい知り合いがいる場合が多いです。
知り合いに頼まれたら少しくらい手間賃を安くすることってありますよね?
そういった間柄であれば、費用を安くしやすいのではないかと思います。
もし、仲の良い整備士さんが勤めているところがあれば、低予算で交換できる可能性はあります。
逆に言うと、安いとはいえ、知り合いでもない所にいきなりタイヤ交換の依頼はしづらいかもしれません。。
タイヤ専門店
1万円以上~1.5万円未満 | 12% |
1.5万円以上~2万円未満 | 38% |
2万円以上~3万円未満 | 50% |
タイヤ専門店は「2万円~3万円」が半分を占めていますが、カー用品店のように「1.5万円以上~2万円未満」の方も多くなっています。
タイヤ専門店だけあって、タイヤの在庫は最もありますし、セールなども多く行われています。
そのため「良いタイヤを安く買う」方が多くいるのが特徴です。
工賃は4,000円程度が相場となっています。
ガソリンスタンド
5,000円以上~1万円未満 | 16% |
1万円以上~1.5万円未満 | 17% |
2万円以上~3万円未満 | 33% |
3万円以上~4万円未満 | 17% |
4万円以上~5万円未満 | 17% |
ガソリンスタンドでもタイヤの交換はできますが、価格は意外とバラバラな印象があります。
相場の「2万円~3万円」が多いのはわかりますが、それ以上の金額で交換してもらっている方の割合が他と比較して多いですね。
ガソリンスタンドに置いてあるタイヤは一般的に国産のタイヤが多く、海外製の輸入タイヤと比べると高いです。
同じ国産のタイヤでもタイヤ専門店などで買えばおそらく安く手に入るはず。
緊急事態で交換をするしかないケースを除いては無理にガソリンスタンドにお願いする必要はないかと思います(;^ω^)
工賃は2,000円でやってくれる結果が出ていますので、安いですね。
安くタイヤ交換したいならカー用品店がおすすめ
アンケートの結果をまとめると、全体を通して料金が安いカー用品店がおすすめです。
タイヤの品ぞろえが豊富で、工賃も比較的に安いからです。
タイヤ代はグレードや大きさによって金額が変わってくるため、個人差が出やすいです。
良いタイヤを買えば、どうしても値段は高くなります。
逆に海外製の輸入タイヤを選べば、価格は抑えることができます。
つまり、安く仕上げようと思うのであれば、「安い海外製の輸入タイヤを買う+その場で交換してもらう」のがベスト。
最もそれが実行しやすいところが「カー用品店」というワケです。
1番安くタイヤを交換するなら「自分でタイヤ交換+持ち込み」
タイヤを自分でネットなどで購入し、持ち込みありのところで交換する。
これが1番安い方法です。
タイヤを交換するためには、ディーラーやカー用品店などで交換してもらう必要があります。
その際に通常ならそのお店でタイヤを選んで取り替えてもらうのですが、自分で購入して持ち込みするというわけです。
なぜ、この方法が1番安いのかというと、ネットを利用した方がタイヤを安く買えるからです。
例えば、私が今回交換したライフのタイヤの場合。
タイヤのサイズやブランドなどに詳しくなくても、オートウェイというネットショップを利用すれば、簡単に安いタイヤを見つけることができます。
まず、AUTOWAYのサイトに入ります。
次に、メーカー、車種を選びます。
私の場合、ホンダのライフなので、順番に選んでいきます
当てはまるものにチェックし、検索をクリックします。
年式や型式は車検証に記載されているので、そちらを確認しましょう。
サイズはタイヤの側面に書いてあるのでそこを確認してください。
すると、あなたの車に合ったタイヤの一覧が表示されます。
私の場合、13件ヒットしました。
ディーラーで交換した際には1本あたり約5,000円だったので、半額以下で購入できるタイヤ料金になっています。
やはりネットでの購入は安いですね(^^)
例えば、こちらのおススメのタイヤだと2,520円なので、4本買っても10,080円です。
商品の詳細も見れるので、メーカーや生産国なども確認できます。
持ち込みOKなところに依頼すれば、工賃が5,000円かかったとしても16,000円程度で交換できるようになります。
(送料、消費税を含めるともう少し金額が上がる可能性があります)
お近くで持ち込みOKのお店があれば、検討してみるのもアリですね。
注意点としては、タイヤ持ち込みだと工賃が高くとられる場合があること。
そのお店で買っていないので、そこは仕方ない部分でもあります(;^ω^)
あと、タイヤが届くまでの時間、自分でタイヤを運ぶ手間なども考慮する必要があります。
少しでも安くタイヤ交換したい方はおススメの方法です(^^)
ディーラーにタイヤを持ち込んだ場合の工賃
ディーラーでもタイヤ持ち込みOKのところはあります。
■ ディーラーで交換してもらった人の口コミ
作業工賃のみで4本分で2,000円+消費税でした。
2800円/4本(脱着)で交換してもらいました。
1本2,000円ずつの計8,000円かかりました。
2,000円台で交換してくれるのであれば、かなりお得です(>_<)
ただし、全てのディーラーがこの金額で対応してくれるわけではないので、確認する必要はあります。
むしろ対応してくれないディーラーが多いと思われます…。
交換してくれたらラッキー、ダメだったらカー用品店やガソリンスタンドなどで安く交換してくれるところを探してみましょう。
最も分かりやすいタイヤ交換時期の目安は「スリップサイン」
そもそも、どれ位タイヤが劣化してきたら「交換した方がよい」と判断するのでしょうか?
1番わかりやすい例がスリップサインと呼ばれるものです。
スリップサインとは?
タイヤの溝が1.6㎜以下になると出現する「しるし」のことです。
画像引用:ダンロップHPより
タイヤの溝が浅くなるとこのように溝と溝の間をつなぐような形になってきます。
このつなぎの部分をスリップサインと呼びます。
つまり、
スリップサインが出ている
⇩
1.6mm以下になっている
⇩
溝が浅くなっている
⇩
運転に支障をきたす(ブレーキをかけた時など)
⇩
交換が必要
このようになります。
例えば、この位すり減っていると、交換を検討すべきです。
スリップサインがほぼ見えている状態です。
そもそも、1.6㎜以下だと車検に通りません(;^ω^)
1.6㎜以下でなくても、溝の深さが3㎜を切ると運転性能に影響がでると言われていますので、その辺りを目安として交換している方も多いです。
ちなみに、タイヤの溝は5,000キロで1㎜減少すると言われています。
走行距離で言うと、3万キロ~3.5万キロ走ると溝が浅くなるので交換の時期と判断している傾向にあります。
他にもヒビ割れなどもありますが、スリップサインが1番わかりやすい交換の目安の1つになります。
安全性を重視するならディーラー。安さを重視するならカー用品店
- 軽自動車のタイヤ交換の相場は2万円~3万円
- ディーラーは他と比べると少し割高
- 安く交換したいなら「カー用品店」がおすすめ
- カー用品店は全国展開しているので近くにあることが多い
- 1番安く交換するなら「ネットでタイヤを購入」+「持ち込み」
- 最もわかりやすいタイヤの交換時期の目安はスリップサインが出ているかどうか
今回、アンケートを実施して意外だったことは多くの方がタイヤ交換にディーラーではなくカー用品店やタイヤ専門店を利用していたこと。
私は正直、ディーラーに任せっきりだったので、他の選択肢を考えた事はありませんでした。
まあ、ディーラーと仲が良いというのもありますが(;^ω^)
しかし、同じ種類のタイヤを交換するのであれば、少しでも安くできるカー用品店などの利用も検討に入れていくべきだと思いました。
確かにディーラーにお願いしていれば楽だし、安全性も確保されますが、もう少し費用についてシビアに考えてもよいのかなと。
費用を比較したり、調べたりする事が面倒だと感じる方はディーラーに丸投げしてもアリだと思います。
要はバランスが重要。
手間や時間をかけても安く抑えたいのであれば、ディーラー以外の選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
私は今度タイヤ交換をする際には、タイヤの価格や別のところで依頼すればどれ位でやってもらえるのか少し調べてから判断しようと思います(^^)
この記事があなたの参考になれば幸いです。